#02_タイミング法って何?

不妊治療

こんにちは。白うさ🐇です。 

フルタイムで働きつつ、不妊治療を続けている30代です。 

自分が直面した仕事と治療の両立、多様な国の制度について悩んだり迷ったりすることを共有し、読者の方の悩みを少しでも解決できればと思っています。 

本記事は、タイミング法について気になっている方におすすめです。 

この記事を読めば以下について理解が進みます。 

  • タイミング法ってよく聞くけど何のこと? 
  • 自己流の場合と通院する場合で何が違うの? 

はじめに

タイミング法とは?

タイミング法とは、妊娠しやすい時期に合わせて性交を行う不妊治療の一つです。排卵日を予測し、精子と卵子が出会う確率を高めることで妊娠を目指します。具体的には基礎体温の測定や排卵検査薬の使用、医師の指導を受けて行う方法などがあります。この方法は、不妊治療の中でも比較的手軽で費用も少ないため、多くのカップルが最初に試みる手段として人気です。

タイミング法が重要な理由

妊娠の確率を高めるためには、排卵日を正確に把握し、その前後の最適なタイミングで行為を行うことが必要です。タイミング法は、この最も妊娠しやすい時期を特定するための手段として非常に有効です。排卵日を逃さずに行為を行うことで、妊娠の確率を最大限に引き上げることができます。また、タイミング法を取り入れることで、自分の体のリズムや健康状態をよりよく理解することができるため、将来的な妊娠計画にも役立ちます。

自己流タイミング法の詳細

基礎体温の測定と記録

毎朝、できれば同じ時間の目覚めた直後に基礎体温を測定します。毎日の体温をグラフ化することで、排卵日を予測しやすくなります。測定は毎日続けることが大切で、一定期間のデータが集まることで、より正確な排卵日の特定が可能になります

頻繁にタイミングを取る

妊娠の確率を上げるためには、排卵日周辺に頻繁に行為を行うことが重要です。具体的には、排卵日の2日前から1日おきに行為を行い、排卵日とその翌日にも行うことが推奨されます。 

これは排卵タイミングをある程度は予想できても、確実に「今だ!」と言い切れない、言い切れたとしても必要なタイミングで行為ができているとは限らないためです。 

従い、排卵日に合わせて精子が卵子と出会う確率を高めるために、精子が女性の体内で3〜5日間生存することを利用取ることが推奨されています。 

理想では上記の通りですが、現実では中々難しいかもしれません。ここがパートナー間で温度差が生まれやすい点でもあります。お互いの思いや状況を共有し、それぞれのペースで行いましょう。

排卵予測方法の種類

排卵予測には、以下の方法があります。 

①基礎体温の測定 :2.1章参照

②排卵検査薬:陽性反応が出た場合、その約24〜36時間後に排卵が起こるとされています。 

③月経周期カレンダーを使用する方法:過去の周期データから排卵日を予測します 

④体調の変化を観察する方法:排卵痛や胸の張りなどの症状が現れる人もいます ※個人差があります 

⑤おりものの状態の変化を観察する方法:排卵期には、おりものが透明で伸びやすくなると言われています。 

④⑤については、気づかない人もいると思います。私は分からないことが多いです。

通院の場合のタイミング指導の流れ

初診の内容と準備

初診では、医師が詳細な問診を行い、これまでの妊娠の経過や健康状態を確認します。月経周期や基礎体温のデータを持参し、医師に見せることで、より正確な診断が可能になります。また、過去に受けた婦人科の検査結果があれば、それも持参しましょう。初診では、内診や超音波検査、血液検査などが行われ、排卵の状態や子宮の健康状態がチェックされます。これらの準備と検査により、最適な治療計画を立てるための基礎情報が得られます。

排卵日予測のための検査

排卵日を正確に予測するためには、いくつかの検査が行われます。まず、超音波検査では、卵胞の成長や子宮内膜の厚さを観察します。次に、血液検査でホルモンのレベルを測定し、排卵が近いかどうかを判断します。これらの検査結果をもとに、医師は最適なタイミングを指導します。排卵前の数日間に複数回の超音波検査を行うこともあり、より正確な排卵日の特定が可能になります。

医師の指示に従うメリット

医師の指示に従うことで、自己流では得られない専門的なアドバイスを受けられます。排卵日の正確な特定や、最適なタイミングを知ることができ、妊娠の成功率が向上します。また、医師による定期的な検査や診断により、妊娠しやすい状態を維持するためのアドバイスも受けられます。さらに、不妊の原因が他にある場合も早期に発見できるため、適切な治療を迅速に開始することができます。医師のサポートを受けることで、安心して妊活を続けることができる点も大きなメリットです。

排卵検査薬の活用法

排卵検査薬の種類と選び方

排卵検査薬には、尿中のLH(黄体形成ホルモン)濃度を測定するものと、唾液中のホルモン濃度を測定するものがあります。一般的には尿中LH濃度を測定するタイプが多く使用されます。排卵検査薬はドラッグストアやECサイトで購入可能です。

検査薬の使用タイミングと頻度

排卵検査薬は、月経周期の長さに応じて使用開始日を決めます。例えば、28日周期の場合、月経開始日の11日目から検査を始めます。使用タイミングは、毎日同じ時間に行うことが重要です。理想的には朝一番の尿で検査を行いますが、メーカーの指示に従うことも大切です。排卵が近づくと、LHサージが起こり、検査薬が陽性を示します。陽性反応が出たら、その24〜36時間後に排卵が予測されるため、その期間に集中してタイミングを取ることが推奨されます。

検査結果の見方と対策

排卵検査薬の結果は、陽性(LHサージが検出された場合)か陰性(LHサージが検出されない場合)で示されます。検査結果を記録し、基礎体温のデータと合わせて管理することで、より正確な排卵日予測が可能になります。陰性が続く場合は、検査のタイミングを見直すか、医師に相談することをおすすめします。複数周期のデータを比較することで、自分の排卵パターンをより理解することができます。

まとめ

タイミング法は、排卵日を正確に予測し、妊娠の確率を高めるための重要な方法です。基礎体温の測定や排卵検査薬の使用、医師の指導を受けることで、最適なタイミングを見極めることができます。この方法は、不妊治療の初期段階として多くのカップルに採用され、比較的低コストで実施できる点が魅力です。自己流でも成功することが多いですが、医師のサポートを受けることでより確実な結果を期待できます。タイミング法を継続して行い、体のリズムを把握することが妊娠への第一歩となります。 

自分たちのペースで取り組み、必要な時には専門家のサポートを受けながら、希望を持ち続けてください。妊娠は一人ではなく、パートナーと共に歩む道です。お互いを支え合いながら、前向きに取り組むことが良い結果に繋がると思います。

筆者は医療関係者ではありません。治療を通じて調べたこと、担当医や看護師さんから伺ったことを元に記事を作成しています。従い、本記事の内容については参考までとしてください。本ブログから不明点が明確化し、かかりつけの医療機関に尋ねるきっかけになれば幸いです。

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